小春が「とびひ」になった。
まだ小春には主治医といえる病院がない。
予防接種の時など下見を兼ねていろんな小児科に行ってみたが、決めかねていた。
今回、二つ隣りの駅の清潔で親切な病院に行くつもりだったが、
時間がなく、近所の小さな病院に行った。
そこは今まで避けていた。先生が怖かったから。
「口は悪いけどいい人」らしいというのはわかっていたが、
それがまたなんとなく面倒くさいなと思っていた。
先生は、小春のお尻にできたぶつぶつを見るやいなや、
血相を変え、「お尻にできるのが一番危ないのよ!」と言って
大慌てで薬を塗り、患部をガーゼで覆った。
その慌てぶりにちょっとじ〜んときてしまった。
怒ったような早口で(良く聞くと特に怒っている訳ではないようだ)、薬の塗り方など指示してくれた。
帰り際、受付の人に聞かれ、私が飲み薬を飲ませたことがないと答えていると、次の患者さんを診察中の先生から「こっちにいらっしゃい!早く!今飲ませてみせるから!」と怒り口調で呼ばれた。
とてもいい先生なんだなぁと思いつつ、聞きたかった事は何一つ聞けずじまいだったことに気づいた。
主治医、まだやっぱり決められない。

060720