「ピンポーン。」
さっき買い物に出たばかりの小春たちが、戻ってきた。忘れ物らしい。
小春とインターホンでひとしきりお決まりのやりとりをした後、廊下でお互いを「ぷーちゃん」(全く意味なし。その日たまたま出た名前。)と呼び合いじゃれあった。
そして今度こそ、小春たちは「行ってきま〜す!」と家を出て行った。
見送りもそこそこにコタツに潜り込んだのに、1秒後に、
「ピンポーン。」
またかよ〜〜と、重い腰をあげ、インターホンをとり、半ばやけくそで、
いつもなら絶対やらないのに声色まで変えて
「は〜〜い!ぷーちゃんですかぁ〜〜?」と言った。
返って来たのは、
「いいえ、違います。新聞の集金です。」
というたいへん残念な答えだった。

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