この前、電車を降りて駅を出た瞬間に、かばんを持ってない事に気がついた。
ちょっと迷いながらも網棚にかばんを乗せていた自分の映像が、鮮やかに脳裏に浮かぶ。
しかも、たった今降りた各駅電車じゃなくて、その前に乗ってた急行電車だ。
かばんには、これから向かう仕事先で必要なものが全部入ってる。
誰の目にもわかるくらいの「取り乱した人」になって、駅員さんに助けを求めた。
当たり前だが、駅員さんは非常に落ち着いた様子で対応してくれて、
20分後には、私はかばんを胸に抱いていた。
自分のかばんを手にして歩くという極めて普通の事なのに、
一旦なくした事で、天にも昇る幸せな気持ちだった。

070122