2〜3ヶ月ぶりじゃなかっただろうか。
わたしのともだちに会った。
「ひさしぶりだね〜。」「…?うん…。」(忘れたか?)
「今度何年生になんの?」「4年」
嬉しくなってテンションも上がり、慌てて声をかけたが、彼はいつもと変わらずのんびりと返事し、歩いて行った。
ふと、声をかける直前、彼が空の方を見て微笑んでいたのを思い出し、私も空を見た。
オレンジがかった夕方の空に、飛行機雲が1本。
この頃焦る気持ちに行動がついて行かず、ざわざわもやもやしていた私の心が、す〜っと静まった気がした。
私に足りなかったのはわたしのともだちだった。

070309