全子どもが通過する「おならうんちおしっこ期」に、小春はいる。
魔法の言葉「おなら」と唱えるだけで転げ回って笑う。
友人の大谷哲也さんが遊びに来た時も、小春は「おなら〜おなら〜」としつこく踊ってた。
それなのに…。
絵本を読んでくれた哲也さんが、小春を笑わそうと例の魔法の言葉を盛り込むと、
「本の通りに読んで!」
と顔色ひとつ変えず、余計なアレンジをたしなめた。

090425