夏乃を抱っこ、小春の手を引き、電車に乗った。
ふと気付くと、少し離れた席に座った女の人が、落ち着かない様子で
こちらをちらちら見ている。
お〜そうかそうか、席を替わってあげたいのね。だけど、離れてるから困ってるんだな。
よしよし、近くに行ってやるわよ。
我々は、何気ない感じで彼女の前に移動した。
…が、
どうやら彼氏にあまりにデレデレし過ぎて、視線が定まらなかっただけだったようだ。
こちらが恥ずかしくなるくらい、彼女はそわそわクネクネしていた。
おバカっぽい発言を重ねてもかわいく見えなくて、はらはらした。
30前後。見た目はしっかりした良さそうな人なのに…。
明らかに舞い上がっていた。
がんばれ。

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