横断歩道じゃないところを渡ろうとして、車道の端に立っていた。
それを見た入江ちゃんは、「危ないだろ〜！」とものすごい剣幕で怒鳴り、
その勢いはなかなか収まらなかった。
…そんな大声出さなくてもいいじゃん。
小春がお父さんとお母さんが仲悪いと勘違いしちゃうじゃん。
私は口の中でモゴモゴつぶやいた。
その後、現場を車で通ったら、小春が言った。
「お母さんはあそこで車見てたの？お父さんが危ないよ〜って？」
小春は状況を的確に理解していた。

朝からお昼寝まで保育園での半日を保護者が体験する「保育参加」。
たくさんの子どもとみっちり半日というのは疲れるし、正直飽きる。
毎回保育園の先生への感謝と尊敬を深めて帰って来る。
先週、臨月に入った身体で無理して参加したのは、どれもおいしい保育園の給食の中でも絶品とうわさのカレーライスをどうしても食べたかったから。
そんな浅はかな理由を、小春の前で誰かにしゃべったかもしれない。
「小春ちゃんのお母さんはカレーライスの日に来るの！」と
何日も前から先生に嬉しそうに話していたらしい。

前回（２月）


そして、今回は…

３月に実家に帰った時、
母が、小春の写真を小春に見せて言った。
「ほら、小春ちゃんだよ。ホント、かわいいね〜〜。」
「おばあちゃんのおじちゃんもかわいいよ。」
そう言って小春が指差したのは、６年前に亡くなった私の父の写真だった。
今日は父の日。
『墓にふとんは着せられぬ』らしいので、せめて絵日記でも…。

世の中にはたくさんの商品があって、薦める人もいればけなす人もいる。
小春の妊娠中から愛用していた骨盤ケアのための『トコちゃんベルト』。
「それ、しちゃダメだって！私の通ってる整体の先生が言ってたよ！」
と、保育園で他のお母さんに忠告された。
不安になって助産院で相談したところ、明快な答えが返って来た。
「まあね〜、色んな意見もあるみたいだけど、
結局は骨盤なんて長い間に形成されたもので、すぐにどうこうなるもんでもないんだから、妊婦さんが気持ちいいと思えるならそれでいいのよ。」
なるほど。身も蓋もないっちゃ身も蓋もないが、わかりやすい！
理論も大事だが、自分に聞いてみる事もとても大切なのだ。
やだなと思えばやめればいいし、よければ使い続ければいいのね。