小春はあの夜以後、全然おっぱいを要求しません。
昼間も機嫌良く過ごしています。
だけど、寝る時は、抱っこで外を歩かないと眠れません。
そして夜中に起きて泣き、また抱っこで外へ…。前はおっぱいをくわえたらすぐ眠れたのに。
我が家の卒乳は、バンジージャンプでなかなか飛べなくて押されちゃったような、情けないやり方でした。
本当は「桜が咲いたら、おっぱいやめようね。」と言うつもりでした。
小春ならきっとそれで大丈夫だったはず。
泣いている小春を見ると、自分のせいだと胸が痛みます。
でもこの前、小春を取り上げてくれた助産婦の仲さんに「大丈夫よ。その子によって違うんだから。」と言われ、少し気が楽になりました。
今も、小春は毎晩泣きます。
「ねんねこ〜ねんねこ〜」と言いながら。
私はねんねこの唄を歌いながら、毎晩おぱんつ坂を散歩しています。
涙はもう出なくなりました。

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