保育園の年長さんだけの2泊3日の道志村キャンプ。
小春が、生まれて初めて親元から離れた。
キャンプから帰って来るのは16時頃。
子どもたちがどんな顔して帰って来るかが楽しみで
父母たちはそれぞれ仕事を休んだり早退したりして出迎えに備えた。
毎年恒例、バスから降りてくる子どもたちに盛大な紙吹雪。
小春はきっと恥ずかしそうに、でも誇らしげに歩くだろう。
この日のために年長さんたちが仕込んでくれていた梅ジュースで乾杯。
何日も前からそんな光景を思い浮かべ楽しみにしていた。
…が、我々2人は遅刻した。
保育園に着くと、もうとっくに小春たちは帰って来ていて儀式を終えていた。
タイムマシーンの開発が待たれる。

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