秋晴れの日曜日、旦那とつまんないことで喧嘩して(私が一方的に怒って)、
家を出てぐんぐん歩いていた。
旦那からの電話にも一切出なかった。
家族連れでにぎわうふるさと村を抜け、バースあおばの前を通りかかると、
小春と夏乃をとりあげてくれた助産師の仲さんに会った。
ちょうど出産間際の妊婦さんが陣痛ドライブに出かけるところだったようだ。
「散歩?」
「う…、旦那と喧嘩してちょっと1人で歩いてんの。こんな秋晴れの日にね」
笑い合ってすぐ別れた。
もっともっと歩くつもりだったけど、気が抜けて、近くのカフェに入った。
そこでコーヒーを飲み終えた頃には、自分から仲直りの電話をかけてた。
仲さんの笑顔に救われた。
助産師さんのパワーは、赤ちゃんが生まれた後もずっとずっと続くみたい。

110925